atoingashu001
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 ●白頭山の遠望(無頭峰にて) 麓を捨てて約七千尺にして無頭峯の頂上は燎爛たる花の高原を現出する。落葉松の密林を越して右より二次の高峯は目ざす白頭山である。聖女の愛にも似たお花畑を過ぐれば浮石[ピユウミス]の沙漠のやうな地帶となる、何かの終焉を想起する、索莫たる空洞の音をたてて四里進むと白頭山に達する。 (印畫の複製を禁嚴す)//●白頭山の遠望(無頭峰にて) 麓を捨てて約七千尺にして無頭峯の頂上は燎爛たる花の高原を現出する。落葉松の密林を越して右より二次の高峯は目ざす白頭山である。聖女の愛にも似たお花畑を過ぐれば浮石[ピユウミス]の沙漠のやうな地帯となる、何かの終焉を想起する、索莫たる空洞の音をたてて四里進むと白頭山に達する。 (印画の複製を禁厳す)

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