atoingashu001
150/176

 ●國境碑(白頭山) 圖中頭部山合より右へと降つて豆滿江となり、左の山頂より右へ流れ左へ曲折して谷間を走り鴨綠江となり、永久に脊いて世を隔て國を隔つて流れて居た。康凞帝の時宇、臣穆克登をして此所に境界碑を立てゝ國境を定めた。今は水涸れ往昔のせゝらぎを立てて流れた姿の儘の輕石は銀色に輝いて、紅玉色の苔、黄白紫の野生の花に圍まれ、碑は今も昔嚴然として征服の歷史を物語つてゐる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●国境碑(白頭山) 図中頭部山合より右へと降つて豆満江となり、左の山頂より右へ流れ左へ曲折して谷間を走り鴨緑江となり、永久に脊いて世を隔て国を隔つて流れて居た。康凞帝の時宇、臣穆克登をして此所に境界碑を立てゝ国境を定めた。今は水涸れ往昔のせゝらぎを立てて流れた姿の侭の軽石は銀色に輝いて、紅玉色の苔、黄白紫の野生の花に囲まれ、碑は今も昔厳然として征服の歴史を物語つてゐる。 (印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 150

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です