atoingashu002
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●牌樓(成都街道所見)重慶から成都への街道は必ず浮圖關を通過せねばならぬ。蜀道の要關で夜雨寺の樓門は古色蒼然として秋空に寂しく立つ。城門の前に見ゆる牌樓は支那到るところに見る官吏の頌德碑で、時に虐政の紀念であることもある。轎に乘つて關所の前に官吏の善政碑を讀むなどは宛然封建の世界のシーンだ。(印畫の複製を嚴禁す)//●牌楼(成都街道所見)重慶から成都への街道は必ず浮図関を通過せねばならぬ。蜀道の要関で夜雨寺の楼門は古色蒼然として秋空に寂しく立つ。城門の前に見ゆる牌楼は支那到るところに見る官吏の頌徳碑で、時に虐政の紀念であることもある。轎に乗つて関所の前に官吏の善政碑を読むなどは宛然封建の世界のシーンだ。(印画の複製を厳禁す)

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