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●鹽の山 (二)(大沽附近)大沽は白河の河口にある一港街で、天津往來の船舶は河水の關係でそこに沖待をする。潮汐の滿干が十二尺から三十尺の差がある、その潮水を利用して附近一帶には昔から大鹽田が作られ、北支西北蒙古方面に移出される天日鹽は、年々莫大なものである。露天に山積されたあの灰色の粗鹽は京奉線の支線で奥地へ運ばれる。(印畫の複製を嚴禁す)//●塩の山 (二)(大沽附近)大沽は白河の河口にある一港街で、天津往来の船舶は河水の関係でそこに沖待をする。潮汐の満干が十二尺から三十尺の差がある、その潮水を利用して附近一帯には昔から大塩田が作られ、北支西北蒙古方面に移出される天日塩は、年々莫大なものである。露天に山積されたあの灰色の粗塩は京奉線の支線で奥地へ運ばれる。(印画の複製を厳禁す)

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