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●寒泉洞支提塔(山西省雲岡)大同の彫刻に建築上の樣式として遺存されて居るものも少くはないが、大体塔の形態を以て遺されて居る。此塔は下部は著しく風蝕を受けて破損して居るが第二層第三層の屋根が本瓦葺の様式を現はし軒の組物や人形の蟇股を彫つた邊りは我が法隆寺の建築に見出さるゝ推古式のものと一致して居るが、それは謂ふ迄もなく此の雲岡の北魏式を傳流したものである。(印畫の複製を嚴禁す)//●寒泉洞支提塔(山西省雲岡)大同の彫刻に建築上の様式として遺存されて居るものも少くはないが、大体塔の形態を以て遺されて居る。此塔は下部は著しく風蝕を受けて破損して居るが第二層第三層の屋根が本瓦葺の様式を現はし軒の組物や人形の蟇股を彫つた辺りは我が法隆寺の建築に見出さるゝ推古式のものと一致して居るが、それは謂ふ迄もなく此の雲岡の北魏式を伝流したものである。(印画の複製を厳禁す)

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