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●三潭印月 其の二(杭州) 湖上畫舫を浮べて三潭印月のあたりを徘徊すればそこに一小孤島がある。周圍僅かに三四町、淸末彭玉麟といふ人がこゝに水莊を營み島中に池をしつらへ蓮を植江樹影水色の間に二三の水亭を建てそれを連ぬるに曲折るの石橋を架したるところ頗る人工を極めたものだ南の夏は暑い、曉明荷風に浴し白露月影を宿す所凉味の津々たるものがある。(印畫の複製を嚴禁す)//●三潭印月 其の二(杭州) 湖上画舫を浮べて三潭印月のあたりを徘徊すればそこに一小孤島がある。周囲僅かに三四町、清末彭玉麟といふ人がこゝに水荘を営み島中に池をしつらへ蓮を植江樹影水色の間に二三の水亭を建てそれを連ぬるに曲折るの石橋を架したるところ頗る人工を極めたものだ南の夏は暑い、暁明荷風に浴し白露月影を宿す所凉味の津々たるものがある。(印画の複製を厳禁す)

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