atoingashu002
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●煙雨の中の馬牙山天柱山と馬牙山の兩岸に聳立するところ宜昌峽門と稱す。雨に峽中の景を探るも何かの緣にや、強雨一過したる後の江山の風景は、一大神秘の魔境と變じて、天なく地なく江水なく、飛揚去來する雲霧の裏に、龍か虎かに似たる奇峰怪巒は走馬燈の如く送迎して行く眞に一大偉觀である。(印畫の複製を嚴禁す)//●煙雨の中の馬牙山天柱山と馬牙山の両岸に聳立するところ宜昌峡門と称す。雨に峡中の景を探るも何かの縁にや、強雨一過したる後の江山の風景は、一大神秘の魔境と変じて、天なく地なく江水なく、飛揚去来する雲霧の裏に、竜か虎かに似たる奇峰怪巒は走馬灯の如く送迎して行く真に一大偉観である。(印画の複製を厳禁す)

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