atoingashu002
99/186

●喪服の重慶土人(重慶所見)重慶邊の土民はその風貌の輪廓、種々なる習俗の上に於て一見して民族の相異を感ずる。彼等はたしかに漢人の血を容れては居るが多分に苗族の胤として現に原人の面影を偲ばしめるものがある。頭を覆ふ白布は西域から來た風俗でなければならない。天山を越江崑崙の絶嶮を征服した彼等の祖先は、今喪に服せる此等の子孫に何を語るであろう。(印畫の複製を嚴禁す)//●喪服の重慶土人(重慶所見)重慶辺の土民はその風貌の輪廓、種々なる習俗の上に於て一見して民族の相異を感ずる。彼等はたしかに漢人の血を容れては居るが多分に苗族の胤として現に原人の面影を偲ばしめるものがある。頭を覆ふ白布は西域から来た風俗でなければならない。天山を越江崑崙の絶嶮を征服した彼等の祖先は、今喪に服せる此等の子孫に何を語るであろう。(印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 99

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です