atoingashu003
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 ●雲南省城(雲南省) 佛領印度の海防から滇越鐵道五百三十九哩を雲南の奥地に入ると、崑崙山系の台地六四〇〇呎の高原に雲南省城昆明市がある。緯度と山地の關係から四季の氣候が頗る和順で、年中常綠の世界、花の絶江る時なき長春の都である。廂の長い木造の家屋は先づ吾々日本人に親しみを覺江させるが、割合に文化が進み親日氣分の濃厚な土地で商品の六七割は日本品であるのも嬉しい。 (印畫の複製を嚴禁す)//●雲南省城(雲南省) 仏領印度の海防から滇越鉄道五百三十九哩を雲南の奥地に入ると、崑崙山系の台地六四〇〇呎の高原に雲南省城昆明市がある。緯度と山地の関係から四季の気候が頗る和順で、年中常緑の世界、花の絶江る時なき長春の都である。廂の長い木造の家屋は先づ吾々日本人に親しみを覚江させるが、割合に文化が進み親日気分の濃厚な土地で商品の六七割は日本品であるのも嬉しい。 (印画の複製を厳禁す)

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