atoingashu003
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●香爐(雲南省にて) 西藏人の家の入口には必ず香爐代りの竈が設けられる。草や木の葉を焚いて煙を神に捧げるためである。毛糸を紡ぐ手すさびに喇嘛の呪文を誦へ乍ら香を焚く彼等の習慣には、昔犠牲を捧げて神を祭る原始の面影を今に尚ほ存するものである。 (印畫の複製を嚴禁す)//●香炉(雲南省にて) 西蔵人の家の入口には必ず香炉代りの竃が設けられる。草や木の葉を焚いて煙を神に捧げるためである。毛糸を紡ぐ手すさびに喇嘛の呪文を誦へ乍ら香を焚く彼等の習慣には、昔犠牲を捧げて神を祭る原始の面影を今に尚ほ存するものである。 (印画の複製を厳禁す)
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