atoingashu003
155/190

 ●西藏人(雲南省にて) 廣額隆鼻の西藏人はチユウトン系の血液を多分に傳へて、漢族とは自ら種族を異にする。頭部を捲ける布手に持つ珠數、兩脚に卷きつけたる脚袢のいで立ちは正にアラビヤから中央亞細亞地方に見らるべき同型のキヤラバニスト姿である。西藏人は常住坐臥の間にも念々行業の喇嘛の導者として、彼等が手に持てる珠數を數へて呪文を誦へることを忘れない。 (印畫の複製を嚴禁す)//●西蔵人(雲南省にて) 広額隆鼻の西蔵人はチユウトン系の血液を多分に伝へて、漢族とは自ら種族を異にする。頭部を捲ける布手に持つ珠数、両脚に巻きつけたる脚袢のいで立ちは正にアラビヤから中央亜細亜地方に見らるべき同型のキヤラバニスト姿である。西蔵人は常住坐臥の間にも念々行業の喇嘛の導者として、彼等が手に持てる珠数を数へて呪文を誦へることを忘れない。 (印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 155

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です