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 ●俗化し行く楊林街(山西省五台山) 海抜六千尺の高地、その周圍に五台の連巒が聳立して磨鉢の底のやうな楊林街は五台巡錫者が一度は必ず落着くところだ。淸朝以來喇嘛敎の侵入はこの町にもかなり蒙古人の居住者を送つて夏は蒙古人の避暑客で非常に賑ひを呈す。靈光仙氣の山中、唯一の俗情の人里だ。峪間の町は坂が多い、ひよつこり辻々で出會す旅人の群もこの町らしい氣分だ。 (印畫の複製を嚴禁す)//●俗化し行く楊林街(山西省五台山) 海抜六千尺の高地、その周囲に五台の連巒が聳立して磨鉢の底のやうな楊林街は五台巡錫者が一度は必ず落着くところだ。清朝以来喇嘛教の侵入はこの町にもかなり蒙古人の居住者を送つて夏は蒙古人の避暑客で非常に賑ひを呈す。霊光仙気の山中、唯一の俗情の人里だ。峪間の町は坂が多い、ひよつこり辻々で出会す旅人の群もこの町らしい気分だ。 (印画の複製を厳禁す)

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