atoingashu004
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●好仁面附近の風光(鴨綠江) 江水緩かに流れて、兩岸の風光フヰルムの如く展開する間を筏は悠々とながれ下る。筏夫は命をまかせた一本の棹を操つり乍ら、時には奔湍の早瀨を通り、時には瀞のやうな深淵を渡つて、興來れば一曲の筏節に己が身の苦勞を忘れる。好仁面附近の河水は未だ淺いので長大の流筏は通せないが、一度長津江の水を合流すれば急に水量を增して江山の趣一變する。 (印畫の複製を嚴禁す)//●好仁面附近の風光(鴨緑江) 江水緩かに流れて、両岸の風光フヰルムの如く展開する間を筏は悠々とながれ下る。筏夫は命をまかせた一本の棹を操つり乍ら、時には奔湍の早瀬を通り、時には瀞のやうな深淵を渡つて、興来れば一曲の筏節に己が身の苦労を忘れる。好仁面附近の河水は未だ浅いので長大の流筏は通せないが、一度長津江の水を合流すれば急に水量を増して江山の趣一変する。 (印画の複製を厳禁す)

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