atoingashu004
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●墓の形式 山の中腹から僅かにそれた林間の幽邃境に信眞和尚の奥つきがある。三重の石塔を廻ぐりて半圓の石壁が二重に築かれる。中央の祭壇を擁して前面の半圓と合したところに美しい構圖の建築樣式を示して居る。北方には餘り見られぬ墳墓の形式であるが南方には可なり此の樣式を見るのは、海洋を傳はつて來た安南緬甸方面の影響でもあろう。 (印畫の複製を嚴禁す)//●墓の形式 山の中腹から僅かにそれた林間の幽邃境に信真和尚の奥つきがある。三重の石塔を廻ぐりて半円の石壁が二重に築かれる。中央の祭壇を擁して前面の半円と合したところに美しい構図の建築様式を示して居る。北方には余り見られぬ墳墓の形式であるが南方には可なり此の様式を見るのは、海洋を伝はつて来た安南緬甸方面の影響でもあろう。 (印画の複製を厳禁す)

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