atoingashu005
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●牛糞拾ひ(東部蒙古) 蒙古の半沙漠地乃至草原には、勿論一本の樹木も見られない。東邊地方の濕地には、僅かに倭性の柳條があるのみで、唯一の燃料は牛糞である。柴刈りの代に牛糞拾ひが老人や子供の役となつてゐる。曠原を背景に、牛糞籠を脊負つて、熊手を手に牛糞拾ふ姿は、これ一幅の畫だ。 (印畫の複製を嚴禁す)//●牛糞拾ひ(東部蒙古) 蒙古の半沙漠地乃至草原には、勿論一本の樹木も見られない。東辺地方の湿地には、僅かに倭性の柳条があるのみで、唯一の燃料は牛糞である。柴刈りの代に牛糞拾ひが老人や子供の役となつてゐる。昿原を背景に、牛糞篭を脊負つて、熊手を手に牛糞拾ふ姿は、これ一幅の画だ。 (印画の複製を厳禁す)

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