atoingashu005
180/186

●興安嶺の固定包(東部蒙古) 東北から西南に走る興安嶺の、その西南の裾には林西がある。林西地方の砂丘地はみな砂で覆はれてゐるが、この一帶に住む蒙古人は、高粱殼で固定包を造つて、一部は永住の積りで農耕にさへ從つてゐる。左は假住ひのテント、中央奧に見えるのが固定包で、こゝに住む夫婦ものは、やがて來るべき冬季の、唯一の燃料たる牛糞貯藏所の築造にいそしんでゐる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●興安嶺の固定包(東部蒙古) 東北から西南に走る興安嶺の、その西南の裾には林西がある。林西地方の砂丘地はみな砂で覆はれてゐるが、この一帯に住む蒙古人は、高粱殻で固定包を造つて、一部は永住の積りで農耕にさへ従つてゐる。左は仮住ひのテント、中央奥に見えるのが固定包で、こゝに住む夫婦ものは、やがて来るべき冬季の、唯一の燃料たる牛糞貯蔵所の築造にいそしんでゐる。 (印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 180

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です