atoingashu006
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◉松飾り (寧古塔) 滿洲民族は、正月が迫ると必ず門戸に一對の『杉松』を樹て、それに吉祥の文字を書いた。紙製の『掛錢[コワーチエン]』をつけた繩を張る習俗がある。避邪と吉祥迎壽、家族安泰の意とされてゐるが、日本の門松と〆繩に似た點がある日本のそれは昔し滿洲人の渡來によつて傳へられたものらしい。これは御鄭寧に、二對も樹てられてある。 (印畫の複製を嚴禁す)//◉松飾り (寧古塔) 満洲民族は、正月が迫ると必ず門戸に一対の『杉松』を樹て、それに吉祥の文字を書いた。紙製の『掛銭[コワーチエン]』をつけた縄を張る習俗がある。避邪と吉祥迎寿、家族安泰の意とされてゐるが、日本の門松と〆縄に似た点がある日本のそれは昔し満洲人の渡来によつて伝へられたものらしい。これは御鄭寧に、二対も樹てられてある。 (印画の複製を厳禁す)

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