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◉砂丘と遺蹟 {熱河省林西縣} 打通線の通遼驛を發し、幾日かの旅程、開魯を經て大興安嶺に向ふと、うねりうねつた波狀の砂丘か限りなく續く。その地帶の中には舊湖底がある、湖邊には石器時代の遺蹟があり、石器が發見される。夏の砂原、灼きつけるような熱砂は人馬を昏倒させる。焦熱に倒れた憐れな駱駝、流砂は心なくその枯骨を包む。圖は湖邊の遺蹟地。 (印畫の複製を嚴禁す)//◉砂丘と遺蹟 {熱河省林西県} 打通線の通遼駅を発し、幾日かの旅程、開魯を経て大興安嶺に向ふと、うねりうねつた波状の砂丘か限りなく続く。その地帯の中には旧湖底がある、湖辺には石器時代の遺蹟があり、石器が発見される。夏の砂原、灼きつけるような熱砂は人馬を昏倒させる。焦熱に倒れた憐れな駱駝、流砂は心なくその枯骨を包む。図は湖辺の遺蹟地。 (印画の複製を厳禁す)

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