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●興安嶺の東麓(熱河省) 興安嶺の頂上を越へて、足一度び熱河領に入れば、道は山復に沿ひ、蜿蛇の如く縫ふて平地に下る。そこに東西兩側に於ける山貌の著しい相違が認められる。それは亞細亞大陸の、東方椽邊にある數段の陷落地の内、最も重要な一階段をなす斷層崖であるといはれてゐる。頂上から東方の平野を展望すると、嶺西に見られない綠の草原と火耕の民とがある。 (印畫の複製を嚴禁す)//●興安嶺の東麓(熱河省) 興安嶺の頂上を越へて、足一度び熱河領に入れば、道は山復に沿ひ、蜿蛇の如く縫ふて平地に下る。そこに東西両側に於ける山貌の著しい相違が認められる。それは亜細亜大陸の、東方椽辺にある数段の陥落地の内、最も重要な一階段をなす断層崖であるといはれてゐる。頂上から東方の平野を展望すると、嶺西に見られない緑の草原と火耕の民とがある。 (印画の複製を厳禁す)

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