atoingashu006
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●氈子を縫ふ女(察哈爾省呵巴嗄王府) 蒙古の移動包には、防寒用として周圍に氈子を張る。それは羊毛を地上に敷き、淡い凝固劑を入れて濡らし、その上を木製の轉子で壓し固めたもので、一種の重い毛布と思へばよい。 零下何十度の酷寒も、この氈子で凌げる。毛のホツレを防ぐために、定規で線をひいて、その上を糸で縫つて行く、それは皆女の役だ。 (印畫の複製を嚴禁す)//●氈子を縫ふ女(察哈爾省呵巴嗄王府) 蒙古の移動包には、防寒用として周囲に氈子を張る。それは羊毛を地上に敷き、淡い凝固剤を入れて濡らし、その上を木製の転子で圧し固めたもので、一種の重い毛布と思へばよい。 零下何十度の酷寒も、この氈子で凌げる。毛のホツレを防ぐために、定規で線をひいて、その上を糸で縫つて行く、それは皆女の役だ。 (印画の複製を厳禁す)
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