atoingashu006
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●柳條製の圍子(察哈爾省蘇尼特右旗) 蒙古の沙漠地帶では、一本の木すらみられないが、伏流の湧き出る濕地や、湖沼の附近には、僅かに矮性の柳條だけは育つ。これが編まれて籠やその他の容器となり、穀倉、牛糞の貯藏所、半固定包の圍子[ウエイズ]にまで利用されるといふ重寶さをもつ。圖は柳條のない地方に、牛車でこの圍子を送るところ。 (印畫の複製を嚴禁す)//●柳条製の囲子(察哈爾省蘇尼特右旗) 蒙古の沙漠地帯では、一本の木すらみられないが、伏流の湧き出る湿地や、湖沼の附近には、僅かに矮性の柳条だけは育つ。これが編まれて篭やその他の容器となり、穀倉、牛糞の貯蔵所、半固定包の囲子[ウエイズ]にまで利用されるといふ重宝さをもつ。図は柳条のない地方に、牛車でこの囲子を送るところ。 (印画の複製を厳禁す)

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