atoingashu006
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●粟を搗く女(察哈爾省多倫の東バヤトノール附近) 蒙古の砂丘地帶には、處々に湖水の跡があつて、そこには僅かながらも耕地があり、粟も出來れば蕎麥も出來る。収穫の粟や蕎麥は、石器時代の遺物とでも言ひたいやうな小形の臼に入れ、棒狀の杵を搗く、見るからに古代民族の原始生活を想はせる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●粟を搗く女(察哈爾省多倫の東バヤトノール附近) 蒙古の砂丘地帯には、処々に湖水の跡があつて、そこには僅かながらも耕地があり、粟も出来れば蕎麦も出来る。収穫の粟や蕎麦は、石器時代の遺物とでも言ひたいやうな小形の臼に入れ、棒状の杵を搗く、見るからに古代民族の原始生活を想はせる。 (印画の複製を厳禁す)

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