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●謝家屯の淸鄕(金福線) 謝家屯は城子[田+童]曈の東南約一里の地で、碧流河口の勝地として知られてゐる。蜒々として沃野を流れる碧流河は州境をなし、對岸は岫巖嶺だ。河岸の斷崖に立ちて一望すれば、兩岸に沈積した白砂は海邊の如く、水淸くしてその流れは碧い。碧流河の名もこれに基づくものだ。歸帆は初早春の陽光を浴び、小波を蹴つて行く。この大陸的な水鄕は全く一幅の繪だ。 (印畫の複製を嚴禁す)//●謝家屯の清郷(金福線) 謝家屯は城子[田+童]曈の東南約一里の地で、碧流河口の勝地として知られてゐる。蜒々として沃野を流れる碧流河は州境をなし、対岸は岫岩嶺だ。河岸の断崖に立ちて一望すれば、両岸に沈積した白砂は海辺の如く、水清くしてその流れは碧い。碧流河の名もこれに基づくものだ。帰帆は初早春の陽光を浴び、小波を蹴つて行く。この大陸的な水郷は全く一幅の絵だ。 (印画の複製を厳禁す)

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