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●天寶山(延吉地方) 天圖鐡道老頭溝車站から七哩の地にある銅鑛の所在地で銅鑛には金銀鉛をも含んでゐる。光緒十五年琿春總墾局の吏員が鑛脈を發見し、十六年に精煉を始め、銅と銀を獲たので、これに因み天寶山と命名した。十七年に天寶山鑛務局を創立し、二十八年米人と合辦の約を訂してゐたが、大正四年新たに日支合辦の契約成り、生産に適應した新式の諸設備を施し、一時は相當に稼行してゐたものだ。今は専ら探鑛にのみ力を注いでゐるが東邊に於ける鑛産地として有望視されてゐる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●天宝山(延吉地方) 天図鉄道老頭溝車站から七哩の地にある銅鉱の所在地で銅鉱には金銀鉛をも含んでゐる。光緒十五年琿春総墾局の吏員が鉱脈を発見し、十六年に精煉を始め、銅と銀を獲たので、これに因み天宝山と命名した。十七年に天宝山鉱務局を創立し、二十八年米人と合弁の約を訂してゐたが、大正四年新たに日支合弁の契約成り、生産に適応した新式の諸設備を施し、一時は相当に稼行してゐたものだ。今は専ら探鉱にのみ力を注いでゐるが東辺に於ける鉱産地として有望視されてゐる。 (印画の複製を厳禁す)

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