atoingashu006
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●謁見室の呵巴嘎王(呵巴嘎王府) 王府の『包』には王の居室と謁見室とは別になつてゐる。これは謁見室の王府に納まつた呵巴嘎王で、自然に備つた氣品は爭はれぬ。室内の裝飾は全部眞紅の緞子でこれに白の模樣が入つてゐて、その美しさは眼が醒めるやうだ。謁見の蒙古人は、左足を後方に延へ右膝を立て右手を垂れる最上の禮をなす、盛裝した堂官等も整列しそれは(それは)大袈裟なものだ。 (印畫の複製を嚴禁す)//●謁見室の呵巴嘎王(呵巴嘎王府) 王府の『包』には王の居室と謁見室とは別になつてゐる。これは謁見室の王府に納まつた呵巴嘎王で、自然に備つた気品は争はれぬ。室内の装飾は全部真紅の緞子でこれに白の模様が入つてゐて、その美しさは眼が醒めるやうだ。謁見の蒙古人は、左足を後方に延へ右膝を立て右手を垂れる最上の礼をなす、盛装した堂官等も整列しそれは(それは)大袈裟なものだ。 (印画の複製を厳禁す)

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