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●湯山城の街(安奉線) 靉河の支流龍泉河と湯河の合流點、湯山城趾のあるところ、湯山城は古くから湯站と稱ばれ、朝鮮から遼陽に通ずる街道の驛站の一つであつた。附近の東湯に溫泉があり、五龍背を西湯と稱んてゐるのを見ると、湯山城の名も、この溫泉に因すてゐるであらう。街は古風な支那家屋ではあるが、兩側に街路樹を植え、或は排水溝を設けるなど、モダーン振りを見せてゐる。これも鐵道の齎らす文化のお蔭だ。 (印畫の複製を嚴禁す) //●湯山城の街(安奉線) 靉河の支流竜泉河と湯河の合流点、湯山城趾のあるところ、湯山城は古くから湯站と称ばれ、朝鮮から遼陽に通ずる街道の駅站の一つであつた。附近の東湯に温泉があり、五竜背を西湯と称んてゐるのを見ると、湯山城の名も、この温泉に因すてゐるであらう。街は古風な支那家屋ではあるが、両側に街路樹を植え、或は排水溝を設けるなど、モダーン振りを見せてゐる。これも鉄道の齎らす文化のお蔭だ。 (印画の複製を厳禁す)

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