atoingashu007
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●碾子薄暮 (熱河省民俗) 碾子[ニエンズ](Nien-tze)とは目かくしした驢馬がぐるぐると絕え間もなく牽いて廻つてゐる石臼だ。農家の庭の片隅み、農園の一隅、或は小屋內(碾房)などに此の碾子が置かれてゐる。 滿洲の田舍宿、燒鍋(燒酎屋)などに宿泊すれば朝未だ暗い中から碾子の音に目を醒まされ、そして夕方の薄闇まで働きつづける可憐な驢馬を見落すことはないだらう。 (印畫の複製を嚴禁す)//●碾子薄暮 (熱河省民俗) 碾子[ニエンズ](Nien-tze)とは目かくしした驢馬がぐるぐると絶え間もなく牽いて廻つてゐる石臼だ。農家の庭の片隅み、農園の一隅、或は小屋内(碾房)などに此の碾子が置かれてゐる。 満洲の田舎宿、焼鍋(焼酎屋)などに宿泊すれば朝未だ暗い中から碾子の音に目を醒まされ、そして夕方の薄闇まで働きつづける可憐な驢馬を見落すことはないだらう。 (印画の複製を厳禁す)

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