atoingashu007
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●鳥瞰の大黑河市街 (大黑河) 大黑河は露支時代には貿易港として愛琿に次ぐ江岸の二大貿易港であつたが、滿洲國出現後は縣廳所在地となり他地方よりの移住も加はり遙かに愛琿を凌駕し異常の發展を見るに至り交易の上にも國防的にも重要な街となつたが、日滿蘇の微妙なる關係がこの街を包んでからは、貿易は杜絕して行交ふ人々の動きの中にも國境らしい緊張のみが無意味に流れて居る。 (印畫の複製を嚴禁す)//●鳥瞰の大黒河市街 (大黒河) 大黒河は露支時代には貿易港として愛琿に次ぐ江岸の二大貿易港であつたが、満洲国出現後は県庁所在地となり他地方よりの移住も加はり遥かに愛琿を凌駕し異常の発展を見るに至り交易の上にも国防的にも重要な街となつたが、日満蘇の微妙なる関係がこの街を包んでからは、貿易は杜絶して行交ふ人々の動きの中にも国境らしい緊張のみが無意味に流れて居る。 (印画の複製を厳禁す)

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