atoingashu007
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●白樺の幌馬車 (二站附近) 唯見る廣漠たる中に車輛を沒する泥濘の一筋道、遠く奧北滿から默々とした一列の馬車が幾日も續く、二站附近の一景で全くどこ迄つゞく泥濘ぞである。白樺の皮で被はれた蒲鉾馬車は北滿ならでは見られぬ情景である。干戈を交ふる幾旬日、來る日も來る日も惡路に苦鬪を續けた戰士の艱難が一しほ身に沁みる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●白樺の幌馬車 (二站附近) 唯見る広漠たる中に車輌を没する泥濘の一筋道、遠く奥北満から黙々とした一列の馬車が幾日も続く、二站附近の一景で全くどこ迄つゞく泥濘ぞである。白樺の皮で被はれた蒲鉾馬車は北満ならでは見られぬ情景である。干戈を交ふる幾旬日、来る日も来る日も悪路に苦闘を続けた戦士の艱難が一しほ身に沁みる。 (印画の複製を厳禁す)
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