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●密雲城壁(二) (河北省) 密雲は密雲縣の中心地で縣署所在地として淸朝華やかなりし頃には歷代皇帝の熱河巡幸の砌幾度か往還に車駕を駐蹕せらえた所で、今はそのありし昔を偲ぶよしがもないが、歷史は當時その東門外對家莊に行宮を建てられて絕景を觀賞せられた勝地であつた事を物語って居る。これはその古の城壁南端に唯一つ追憶を囁きげに淋しく殘されたる望樓の姿である。 (印畫の複製を嚴禁す)//●密雲城壁(二) (河北省) 密雲は密雲県の中心地で県署所在地として清朝華やかなりし頃には歴代皇帝の熱河巡幸の砌幾度か往還に車駕を駐蹕せらえた所で、今はそのありし昔を偲ぶよしがもないが、歴史は当時その東門外対家荘に行宮を建てられて絶景を観賞せられた勝地であつた事を物語って居る。これはその古の城壁南端に唯一つ追憶を囁きげに淋しく残されたる望楼の姿である。 (印画の複製を厳禁す)

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