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●離宮側景 (熱河省承德) 承德に離宮即ち避暑山莊が置かれたのは康熙四十二年(西紀一七〇三)のことで、その後次第に增築され特に乾隆年間の大工事によつて現狀が出來上つた。山莊の周圍には石垣が築かれ、長さ十六滿里三分と言はれてゐるが、離宮建築はその廣大な地域の南端一小地區を占め、南の中央にある麗正門を入れば此の一廓が展開する。 (印畫の複製を嚴禁す)//●離宮側景 (熱河省承徳) 承徳に離宮即ち避暑山荘が置かれたのは康煕四十二年(西紀一七〇三)のことで、その後次第に増築され特に乾隆年間の大工事によつて現状が出来上つた。山荘の周囲には石垣が築かれ、長さ十六満里三分と言はれてゐるが、離宮建築はその広大な地域の南端一小地区を占め、南の中央にある麗正門を入れば此の一廓が展開する。 (印画の複製を厳禁す)

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