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●馴鹿坡 (熱河省承德) 康熙五十年、避暑山莊三十六景が選定され御製の詩、御書の額、繪圖が完成した。更らに高宗帝は乾隆十九年、三十六景を添加して詩を賦し諸臣が是に和して詩を作つた。合計七十二景になつたわけだ。天宇咸暢閣や如意洲は前者、馴鹿坡は後者即ち乾隆三十六景の一つに屬する。山莊內には至る所に人によく馴れた鹿が居るが、その馴鹿は黑龍江將軍が北滿の土民の使ふものを獻上したことから始まつた。 (印畫の複製を嚴禁す)//●馴鹿坡 (熱河省承徳) 康煕五十年、避暑山荘三十六景が選定され御製の詩、御書の額、絵図が完成した。更らに高宗帝は乾隆十九年、三十六景を添加して詩を賦し諸臣が是に和して詩を作つた。合計七十二景になつたわけだ。天宇咸暢閣や如意洲は前者、馴鹿坡は後者即ち乾隆三十六景の一つに属する。山荘内には至る所に人によく馴れた鹿が居るが、その馴鹿は黒竜江将軍《黒龍江将軍》が北満の土民の使ふものを献上したことから始まつた。 (印画の複製を厳禁す)

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