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●都綱莊嚴 (熱河省承德) 須彌福壽寺廟は大觀した所、支那系と西藏系との二樣式の混交した建築で、普陀宗乘之廟に似た點が多い。反曲した屋根は支那系を示し、數層の四角な壁體建築は西藏系を代表する。總持佛境とした牌樓の北に聳えた西藏式の三層壁體、これを都綱と呼び、窓毎に支那系の屋根型を附け、屋上に支那系の亭を對立せしめた所は、同じ西藏式と言つても普陀宗乘之廟とは少し異なつた風趣を示してゐる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●都綱荘厳 (熱河省承徳) 須弥福寿寺廟は大観した所、支那系と西蔵系との二様式の混交した建築で、普陀宗乗之廟に似た点が多い。反曲した屋根は支那系を示し、数層の四角な壁体建築は西蔵系を代表する。総持仏境とした牌楼の北に聳えた西蔵式の三層壁体、これを都綱と呼び、窓毎に支那系の屋根型を附け、屋上に支那系の亭を対立せしめた所は、同じ西蔵式と言つても普陀宗乗之廟とは少し異なつた風趣を示してゐる。 (印画の複製を厳禁す)

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