atoingashu007
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●圓亭を仰ぐ (熱河省承德) 普樂寺の後方、高い方形の壇上に聳えた重層の圓亭は、承德でも最も異色を示すもので、正に寺そのものを代表し象徵する。だから、普樂寺といふよりも圓亭寺の名が知られてゐる。額に旭光閣とあり、北平の天壇建築を偲ばしめる外觀、亭が東向する所などを結び合せて考へるならば、これは天を拜し太陽を崇ぶ特異な宗敎を包藏してゐることが推察せられる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●円亭を仰ぐ (熱河省承徳) 普楽寺の後方、高い方形の壇上に聳えた重層の円亭は、承徳でも最も異色を示すもので、正に寺そのものを代表し象徴する。だから、普楽寺といふよりも円亭寺の名が知られてゐる。額に旭光閣とあり、北平の天壇建築を偲ばしめる外観、亭が東向する所などを結び合せて考へるならば、これは天を拝し太陽を崇ぶ特異な宗教を包蔵してゐることが推察せられる。 (印画の複製を厳禁す)

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