atoingashu007
96/186

●赤峰の謂れ (熱河省赤峰) 赤峰は俗に哈達と呼ばれたが、それは蒙古地名の烏蘭哈達[ウランハタ]の略稱だ。蒙古語の烏蘭(ulagan)は紅色、赤色のこと、哈達(hata)は山、峰であるから、結局、烏蘭哈達を漢譯して赤峰としたのだ。 市街から程遠からぬ英金河[インチンゴロ]の右岸に當つて聳立する赤赭色の巍峨たる一山がある。これを紅山嘴といふ。烏蘭哈達、卽ち赤峰の地名は此の山から起つたといはれる。 (印畫の複製を嚴禁す)//●赤峰の謂れ (熱河省赤峰) 赤峰は俗に哈達と呼ばれたが、それは蒙古地名の烏蘭哈達[ウランハタ]の略称だ。蒙古語の烏蘭(ulagan)は紅色、赤色のこと、哈達(hata)は山、峰であるから、結局、烏蘭哈達を漢訳して赤峰としたのだ。 市街から程遠からぬ英金河[インチンゴロ]の右岸に当つて聳立する赤赭色の巍峨たる一山がある。これを紅山嘴といふ。烏蘭哈達、即ち赤峰の地名は此の山から起つたといはれる。 (印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 96

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です