atoingashu008
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●郊外のオボ(大板上) 永い夏の日脚も傾きかけた郊外の黄昏時、遠くなだらかな丘陵を後に夢のやうに立つオボを徭かす涼風、蒙古の夕暮は靜かに神秘である。オボは境界標識のためと宗敎的な通靈機關として積上げられたものとあり、圖は後者で神靈の搶と使役する鳥とが供へられてある。 (印畵の複製を嚴禁す)//●郊外のオボ(大板上) 永い夏の日脚も傾きかけた郊外の黄昏時、遠くなだらかな丘陵を後に夢のやうに立つオボを徭かす涼風、蒙古の夕暮は静かに神秘である。オボは境界標識のためと宗教的な通霊機関として積上げられたものとあり、図は後者で神霊の搶と使役する鳥とが供へられてある。 (印画の複製を厳禁す)

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