atoingashu008
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●元帥陵を望む(奉吉線) 元帥林より約一粁、後に鐵龍山の懸崖を控へ、前に渾河の淸流を望んだ水龍臥と稱へらるゝ丘陵に、靑甍麗はしく陽に映ゆる一廓が元帥陵である。一代の梟雄張作霖が自らその陵墓を建設せんとして此地を選び工事半ばにしてその儘殘されたる地、綠林より出で皇帝を夢想せる豪華を想ひ今日に及ぶ時轉た感慨無量のものがある。 (印畵の複製を嚴禁す)//●元帥陵を望む(奉吉線) 元帥林より約一粁、後に鉄竜山《鉄龍山》の懸崖を控へ、前に渾河の清流を望んだ水竜臥と称へらるゝ丘陵に、青甍麗はしく陽に映ゆる一廓が元帥陵である。一代の梟雄張作霖が自らその陵墓を建設せんとして此地を選び工事半ばにしてその侭残されたる地、緑林より出で皇帝を夢想せる豪華を想ひ今日に及ぶ時転た感慨無量のものがある。 (印画の複製を厳禁す)

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