atoingashu008
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●白樺の林 刻々と移り行く高原の空は、今迄澄み切つた蒼穹に一沫の白雲動くと見る間に、嶺から嶺へとなだらかに續くスロープを包む。悠々たる興安の連丘の中、白樺の眞白き木肌のみが靜寂のうちにくつきりと純眞な感觸を齎らす、高原の夏はあはたたゞしい。 (印畵の複製を嚴禁す)//●白樺の林 刻々と移り行く高原の空は、今迄澄み切つた蒼穹に一沫の白雲動くと見る間に、嶺から嶺へとなだらかに続くスロープを包む。悠々たる興安の連丘の中、白樺の真白き木肌のみが静寂のうちにくつきりと純真な感触を齎らす、高原の夏はあはたたゞしい。 (印画の複製を厳禁す)

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