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●甘珠爾廟(興安北省) 甘珠爾廟は海拉爾より約二〇〇粁の處、乾隆時代烏爾順河の蒙古包に人々の信仰を集めた喇嘛廟が後年勅旨により現在の地に再建されたもので、西藏、庫倫と共に三大活佛の一つである。曠野の中に唇氣樓の如く浮ぶ丹碧の伽藍は流石にそれと思はしむる。こゝで有名なのは毎歳陰暦一月十五日から開かれる活佛祭に伴ふ『牧民市場』で、遠く内蒙の各地から集る物々交換の人々で廟の廣場は包に埋もれ大殷賑を極める。 (印畵の複製を嚴禁す)//●甘珠爾廟(興安北省) 甘珠爾廟は海拉爾より約二〇〇粁の処、乾隆時代烏爾順河の蒙古包に人々の信仰を集めた喇嘛廟が後年勅旨により現在の地に再建されたもので、西蔵、庫倫と共に三大活仏の一つである。昿野の中に唇気楼の如く浮ぶ丹碧の伽藍は流石にそれと思はしむる。こゝで有名なのは毎歳陰暦一月十五日から開かれる活仏祭に伴ふ『牧民市場』で、遠く内蒙の各地から集る物々交換の人々で廟の広場は包に埋もれ大殷賑を極める。 (印画の複製を厳禁す)

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