atoingashu009
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●莫愁湖の春色(南京) 城内を水西門から出で右に周圍二哩計りの池塘あり莫愁湖と云ふ。宋代に美妓盧莫愁の住せる地と言はれ、水頗る淸澄にして湖中に蓮花あり、池畔に明の太祖と中山王徐達が圍碁を戰はせると云ふ勝棋樓あり、こゝより東を望めば楊柳參差たるうち遠く紫金、淸涼の山々汀盧に相映じて風光頗る佳趣に富む。 (印畵の複製を嚴禁す)//●莫愁湖の春色(南京) 城内を水西門から出で右に周囲二哩計りの池塘あり莫愁湖と云ふ。宋代に美妓盧莫愁の住せる地と言はれ、水頗る清澄にして湖中に蓮花あり、池畔に明の太祖と中山王徐達が囲碁を戦はせると云ふ勝棋楼あり、こゝより東を望めば楊柳参差たるうち遠く紫金、清涼の山々汀盧に相映じて風光頗る佳趣に富む。 (印画の複製を厳禁す)

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