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●大運河(通州) 鐵道の開設を見ぬ頃の通州は船運の重要地であつた、有名な大運河は通州を起點として白河を介し平津間の通航をなし更に中部支那方面よりの貢糧の中繼所となり、町は明朝以來帝室の御米倉の所在地であつた。今は船運の利用昔日の如くでないが河岸に沿ふ村落や楊柳に白帆の隱見する趣は一しほである。 (印畵の複製を嚴禁す)//●大運河(通州) 鉄道の開設を見ぬ頃の通州は船運の重要地であつた、有名な大運河は通州を起点として白河を介し平津間の通航をなし更に中部支那方面よりの貢糧の中継所となり、町は明朝以来帝室の御米倉の所在地であつた。今は船運の利用昔日の如くでないが河岸に沿ふ村落や楊柳に白帆の隠見する趣は一しほである。 (印画の複製を厳禁す)

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