atoingashu009
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●長城の燉臺(張家口郊外) 永定河を挟んで兩側から扼するやうに差迫る外邊長城の山巔に所々燉臺(烽火台)が點々として居る。一度烽火擧がれば人動き馬嘶き、長槍、靑龍の劔戟の光忽ち起り、幾度か征馬帳みて殊壘に長恨を殘しゝことぞ、今此處に立ちて指呼の間に想起する時天地は老いず只朔風面を打つのみである。(印畵の複製を嚴禁す)//●長城の燉台(張家口郊外) 永定河を挟んで両側から扼するやうに差迫る外辺長城の山巔に所々燉台(烽火台)が点々として居る。一度烽火挙がれば人動き馬嘶き、長槍、青竜《青龍》の劔戟の光忽ち起り、幾度か征馬帳みて殊塁に長恨を残しゝことぞ、今此処に立ちて指呼の間に想起する時天地は老いず只朔風面を打つのみである。(印画の複製を厳禁す)

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