atoingashu009
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●高麗山の一角(安奉沿線) 遙か眼下に銀絲を連ねたやうな細流は、赭土を點綴する綠樹の間を縫ひ蜿々と曲走し、俄かに奇峯高麗の突兀より湧出せる一抹の白雲は遠く翠巒をかすめ山裾を廻つて去來する。雲影に彩られた地上は、雲表に遮られた遠山の頂を合せて渾然として宛然一幅の畫である。 (印畵の複製を嚴禁す)//●高麗山の一角(安奉沿線) 遥か眼下に銀糸を連ねたやうな細流は、赭土を点綴する緑樹の間を縫ひ蜿々と曲走し、俄かに奇峯高麗の突兀より湧出せる一抹の白雲は遠く翠巒をかすめ山裾を廻つて去来する。雲影に彩られた地上は、雲表に遮られた遠山の頂を合せて渾然として宛然一幅の画である。 (印画の複製を厳禁す)

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