atoingashu009
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●木に禱る(南滿) いつの頃からか古木が靈現あらたかだと口碑に傳へられて神樣扱ひにされた。迷信の深い國民性を利用した宣傳上手か本當に御利益がある爲か、參詣者が多くなり御禮の扁額が飾られた。神罰を怖れて取片附けの勞役者がなく迷信の表徵のやうに今も尚街路に鎭座したまゝ取殘されて居るのが見當る。 (印畵の複製を嚴禁す)//●木に祷る(南満) いつの頃からか古木が霊現あらたかだと口碑に伝へられて神様扱ひにされた。迷信の深い国民性を利用した宣伝上手か本当に御利益がある為か、参詣者が多くなり御礼の扁額が飾られた。神罰を怖れて取片附けの労役者がなく迷信の表徴のやうに今も尚街路に鎮座したまゝ取残されて居るのが見当る。 (印画の複製を厳禁す)

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