atoingashu011
182/218

◎招牌の始まり 看板は支那風に謂へば招牌である。識字階級の少い時代や或は田舎などで商品の種目を現すために現物表示をやつた事は當然の事で、軒先の棒に本物の煙草を吊した店などを今でも見かけるが、これは亦生々しい肉をブラ下げた血腥い看板で餘り購買慾をそゝられない無氣味なものである。 (印畫の複製を嚴禁す)//◎招牌の始まり 看板は支那風に謂へば招牌である。識字階級の少い時代や或は田舎などで商品の種目を現すために現物表示をやつた事は当然の事で、軒先の棒に本物の煙草を吊した店などを今でも見かけるが、これは亦生々しい肉をブラ下げた血腥い看板で余り購買慾をそゝられない無気味なものである。 (印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 182

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です