atoingashu012
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●拓土に眠る(天理村) 粒々辛苦異境に開拓する人々の忍苦は尊い、老も若きも擧げて挺身する家族のうちに未だ成果も見ずに、土となる人々を想ふとき、野末に戰ぐ草花にも胸に迫るものを覺え淚なしには居られぬ。尊い先住者の墓標に一莖の香花を捧げてその靈を弔ふ。(印畫の複製を嚴禁す)//●拓土に眠る(天理村) 粒々辛苦異境に開拓する人々の忍苦は尊い、老も若きも挙げて挺身する家族のうちに未だ成果も見ずに、土となる人々を想ふとき、野末に戦ぐ草花にも胸に迫るものを覚え涙なしには居られぬ。尊い先住者の墓標に一茎の香花を捧げてその霊を弔ふ。(印画の複製を厳禁す)

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