atoingashu012
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●望小山を望む(熊岳城) 彼方平野のなかに島嶼の如く見える巨岩は、その昔一寡婦一子を遠く渤海を渡り進京せしめしが、遂に還らざるため日夜思慕の念に堪へずその巖上に悶死せしと云ふ悲話を傳へらゐる望小山である。(印畫の複製を嚴禁す)//●望小山を望む(熊岳城) 彼方平野のなかに島嶼の如く見える巨岩は、その昔一寡婦一子を遠く渤海を渡り進京せしめしが、遂に還らざるため日夜思慕の念に堪へずその巌上に悶死せしと云ふ悲話を伝へらゐる望小山である。(印画の複製を厳禁す)

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