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●撫遠の遠望(黑龍江岸) 撫遠は黑龍、烏蘇里兩河の合流點に近い町で、山を背にして靜かに江岸に臨む港町を遠く船中から眺めると日本の旅で見た入江に圍まれた漁村の風光が想出される。縣公署はあるが小さい漁村で、裏山の中腹に見える一條の柵は露支紛爭の折の血腥い鐵柵の名殘りである。 (印畵の複製を嚴禁す)//●撫遠の遠望(黒竜江岸《黒龍江岸》) 撫遠は黒竜、烏蘇里両河の合流点に近い町で、山を背にして静かに江岸に臨む港町を遠く船中から眺めると日本の旅で見た入江に囲まれた漁村の風光が想出される。県公署はあるが小さい漁村で、裏山の中腹に見える一条の柵は露支紛争の折の血腥い鉄柵の名残りである。 (印画の複製を厳禁す)

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