atoingashu-kyoto22
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◎朝まだき (五龍背) 未だ消えやらぬ夜露の夢のうちに、草も木も土も大地はしつとりと淸々しい。山の端に淡紅の雲が彩らるゝ頃になると、遠近の連峯が薄紫の肌をあらはし朝霧につゝまれた陽影が地上を匍ふ。朝まだき耕す人々の姿は尊い。 (印畫の複製を嚴禁す)//◎朝まだき (五竜背) 未だ消えやらぬ夜露の夢のうちに、草も木も土も大地はしつとりと清々しい。山の端に淡紅の雲が彩らるゝ頃になると、遠近の連峯が薄紫の肌をあらはし朝霧につゝまれた陽影が地上を匍ふ。朝まだき耕す人々の姿は尊い。 (印画の複製を厳禁す)

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