atoingashu-kyoto22
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◎のどか (湯山城) 五龍背の溫泉鄕近く山峽にはさまれたとある部落の一點景、大自然の懷ろに靜かに世塵をさけたこの里では床屋の主が樂しみの籠の鳥の音もいとはれやかに、餌を漁る鶏の群もどことなく長閑である。靑葉の下には客待ちげに湯釜が沸つて居る。 (印畫の複製を嚴禁す)//◎のどか (湯山城) 五竜背の温泉郷近く山峡にはさまれたとある部落の一点景、大自然の懐ろに静かに世塵をさけたこの里では床屋の主が楽しみの篭の鳥の音もいとはれやかに、餌を漁る鶏の群もどことなく長閑である。青葉の下には客待ちげに湯釜が沸つて居る。 (印画の複製を厳禁す)

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